sadism

サディズム

サディズムとは快楽の別の形式と定義され、性的なものや肉体的苦痛や道徳的辱めを他人に与えることも含まれる。サディズムという用語はオーストリアの精神科医R.クラフト-エビングの論文の中で「サイコパシア セクシュアリス」という言葉で広く紹介された。

「サディズム」という用語の起源は、自分の小説の中で同様の現象を描いた伝説的なマルキ・ド・サド侯爵の名前と関連がある。彼の小説の主要なテーマは「人は何の制限や懺悔もなく自由に満足を追求できる」 ということにある。マルキは性的刺激はいたるところで追及されるべきであり、彼の意見では拷問・殺人や暴力も例外ではないと信じていた。彼の小説の主人公は痴漢や死刑執行人、拷問執行者やサディストである。 

有名な精神分析家のエリッヒ・フロムは加虐傾向を幾つかの異なるタイプに分類している。最初のタイプは、誰かを自分に依存させ自分の道具にするために絶対的な力を得たいという欲求と分類される。加虐傾向の二番目のタイプは他人を完全に操作するだけでなく、彼(彼女)を利用したり何かを奪い取りたいという欲求を意味する。奪い取る対象物は富や無形の資産、例えば他人の教養や感情をも含まれる。三番目のタイプは他人に肉体的苦痛や精神的苦痛を与える結果として生じる快楽の一種として顕される。

加虐的行動は、加虐的人間より体力の劣る者(子供、身体障碍者など)や動物、家族の中で依存している者や職場の部下、社会の中で下位の者(ある社会集団から他の集団への態度、例えばナチスのユダヤ人への態度)に対して取られる。

性的サディズムは他の人を肉体的道徳的に卑下することで性的満足感を得られる場合のみ起こり得る。統計によると性的サディズムは男性の5%、女性の2%に観察される。

サディストの性格の不快な特徴は残虐さと臆病さを併せ持つ点である。サディストは他の人間を完全に支配しなければならないという最も強い必要を感じるというのは事実である。

その必要性を満たすのにサディストは自分の意志にひれ伏す人間と知り合おうとする。それ故サディストを取り巻く人間には強い性格を持つ人間はあまりいない。しかしサディストは力ある人間には尊敬する態度を示す。地位の高い人間には、サディストは概して奴隷のような態度を示す。このようなサディストのかなり混在した特徴から、サディズムという概念は存在せずサゾマゾイズムと呼ぶのが適切だと考えるのが合理的だと主張する心理学者も何人かいる。

もしあなたの周りにサディストがいるならば、コミュニケーションを取っても無駄なので無視するのが一番だ。もし神が禁ずるならばサディストに依存する状況を変えるように努力すべきである。